ピアノの調律に挑戦
ピアノを置く場所は確保できたのに、ピアノが無いという状況に陥ったので、メルカリでピアノを買った。なんと8,000円。輸送費の方がはるかに高い(笑)。万一壊してしまっても後悔せずにぎりぎり済む程度。これで遊び倒す。
……つまり、このピアノで、調律なる無謀な試みを敢行するのだ。
東洋楽器製造という会社が作っていた「ワーグナー」というブランドのアップライトピアノ。売主が言うには1970年代に買ったとのこと。
とにかく、チューニングの「真似事」だけでもやってみると分かることが色々ある。調律しようとしている弦以外の音が鳴り響かないように抑えておくことだけだって難しい。弦の響き方やピッチ調整への反応特性が、音高によって、ほぼオクターブ毎に全く異なることに驚いたり。そして、一応は「ピアノ専用」を謳ってるはずのこのチューナーも、最高音近くや最低音近くになると、調律したい周波数を拾ってくれなくなる。最後はやはり耳で聴いてなんとかしなきゃいけなくなることなど。インハーモニシティなんて気にする余裕は全くなく、とにかくチューナーが示す音高に馬鹿正直に合わせるしかない。
30セント~50セントも調律が狂っていて、音を鳴らすと吐き気がするほどひどかったものが、こんな出鱈目な調律でもやってみると鳴らすと鳥肌が立つレベルにまでマシになった。弦の張力を大幅に増したので、まだ音高は安定しない。何回かやり直す必要はある。
さて、調律なんて恐ろしい!っと思っていたが、とにかくピアノを弄っても爆発も崩落もしないことが分かったので、これからもう少し調律を学ぼうと思っている。