電子書籍の表示

電子ペーパーのタブレット(電子書籍端末)って、なんで10インチ越えるサイズのものが無いんだろう。需要無いとか思ってるのかな。

それはともかく。

私の母は、目が悪い。もともと相当に悪かったが、歳をとってさらに悪くなり、今では視覚障害2級だ。視力が低いだけではなく、視野も物凄く狭い。書物を読むのに苦労しているが、文字が大きいだけでは読みやすさはさほど改善しないのだという。改行部分で、行末から次の行の行頭へ視線を移すのが大変らしい。

電子書籍のオプション表示として、一つのパラグラフは1行に表示させるというのはどうだろう。もちろん画面からはみ出るだろうが、そもそも視野の狭い人は、画面の端から端まで見通せてはいないのだ。その1行を只管スクロールして読めばよい。

改行部分のレイアウトはこんな具合はどうだろう。(横書きで例示)

~第1パラグラフ文章行末ここまで。
                 ここから第2パラグラフ文頭~



そう、ラインフィード(LF)しても、キャリッジリターン(CR)させないのだ。画面レンダリング処理上は "CR を無視" するだけのことではないか。(あまりに簡単で、今まで誰もこのオプションを実装しなかったのが不思議でならないぐらいだ。何故、「改行」が、LFとCRと2つに分かれて記述されているのか忘れたわけでもあるいまい。)

こうしたら読みやすくなるかどうかは分らないのだけれど、実際にやってみればよいだけのことではないか。論よりRUN。実装するのに難しい理由などどこにもないだろうと思う。

#もし、既に色々試みられて、結果も出ているのに、私が知らないだけなのだったら、教えていただければ幸いだ。というか、そうした技術を母が知らないのは、勿体無さ過ぎるので、母に是非教えたい。