作曲した楽曲の(国際的な)Identification方法についてのメモ

国際標準番号制度において、書籍に付される番号は国際標準図書番号(ISBN)。楽譜にISBNを付与することはできない


楽譜に付与されるのは国際標準楽譜番号(ISMN)であるが、日本では用いられていないし、登録Agencyが無いので登録できない。

 

日本において電子出版物にはISBNの他、JP-e(JDCNコードを包含する)も用いられている。JP-eは出版情報登録センター(JPRO)に登録されている出版社のみに対して発行されるが、登録出版社は「取次会社との(因習的な)取引」がないと事実上登録できない(嘔吐)。

出版情報登録センター(JPRO)に登録されている出版権2,354,702件のうち、楽譜の出版権はわずかに22件で、事実上NHK出版と音楽之友社が「様子見」として登録しているに過ぎない。

 

JASRACが「JASRACの国際ネットワーク」として掲げてるうち、著作権管理団体の国際団体はCISAC(著作権協会国際連合) 。CISACが音楽家のための組織として掲げてるのが、国際音楽創作者評議会(CIAM, the International Council of Music Creators)CIAMの活動レポートと称するドキュメント類 (New ISP rates negotiations in Japan Issued in July 2015)などDNSエラーになって見れない。

 

JASRACが「JASRACの国際ネットワーク」として掲げてるアジア・太平洋音楽創作者連盟(APMA) は2017創立の謎の団体。これまでに2回総会が行われて、何の中身も無い「声明」を出しておしまい。

 

楽曲作品に付与される国際標準番号制度にはISWCもある。が、ISWCのエージェンシーはJASRACなので、JASRACの軍門に下らなければこの番号は使えない。

なお、楽曲の附番組織として「ISWC for Music Users」というのもあるようだが、その紹介ページはUnder Constructionである。

 

文化庁著作権登録制度は、第1発表年月日の登録で3千円/作品、著作者の(実名)登録で9千円/作品、出版権設定登録で3万円/作品とコスト高である。