ケンプ編曲「フルートソナタ2番(BWV 1031)」の指使い

フルートソナタ2番(BWV 1031)を収録している「J.S.バッハ=ケンプ ピアノのための10の編曲」がメジャーらしいので、自分の悩み?をここに書いてしまう。

この曲を練習しようとしているのだが、主旋律をレガートに(、そして同時に伴奏のスタッカート部分をそれらしく)することが全くできずに七転八倒している。そこで、右手の重音部分を左手で一部とりにいくことにした。

色々試した挙句次のような譜表に示すような外道な手法に走っている。

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上の譜表の1段目、1小節目では、左手で、スタッカート部分の一部をとりにいくことにしている。これは、まぁよくある手なので、かろうじて許される範囲かなと思う。

譜表1段目3小節目、2段目2小節目も同様にスタッカート部分をとりにいく手法を試していたのだが、それでも右手親指(、あるいは左手が)強拍から2つ目の16分音符をとりにいくところが忙しすぎてどうにも綺麗に流れない。(無論、右手人差し指でとるのが王道だが、それで綺麗に主旋律がレガートにできるなら、こんな愚かな指使いを編み出そうとはしない)

そこで、編み出した外道技が、左手で主旋律の一部(赤丸で囲った音)をとりにいく方法である。これなら、なんとか「弾けないことはない」感触なので、これを今のところ採用して練習している。

が、もうちょっとマシな方法はないものだろうか……